スマホ決済を活用した国税の納付方法とそのメリット

スマホ決済を活用した国税の納付方法とそのメリット マネー
  • 国税の納付方法のオススメは?
  • キャッシュレス納付のメリットとは?
  • せっかくなら国税の納付もお得にしたい!

この記事で解説していきます。

本記事の内容

  • 国税の納付はキャッシュレス納付がオススメ!
  • キャッシュレス納付のメリットと注意点
  • スマホアプリ納付の手順

僕は、2020年(令和)からフリーランスエンジニアとして活動しています。
2024年度(令和6年度)分の予定納税の案内に納付書が入っていなくて戸惑った経験がありました。
キャッシュレス納付を活用して、お得に納税ができる内容を書きます。

国税の納付はキャッシュレス納付がオススメ!

国税の納付書が届かなかった!

2024年(令和6年)5月以降から、国税の納付書が届かなくなることがあります。
それは、国税庁が効率化とコスト抑制などの観点から、納付書の事前送付の対象者を見直した背景があります。

納付書の送付がなくなる対象者

  • e-Taxにより申告書を提出されている法人の方
  • e-Taxによる申告書の提出が義務化されている法人の方
  • e-Taxで「予定納税額の通知書」の通知を希望された個人の方
  • 「納付書」を使用しない次の手段により納付されている法人・個人の方
    1. ダイレクト納付(e-Taxによる口座振替)
    2. 振替納税
    3. インターネットバンキング等による納付
    4. クレジットカード納付
    5. スマホアプリ納付
    6. コンビニ納付(QRコード)

出典:国税庁「納付書の事前送付に関するお知らせ」

キャッシュレス納付がオススメ!

国税の納税に、キャッシュレス納付がオススメです。
キャッシュレス納付とは、現金ではなく、クレジットカードやスマホアプリ(PayPayや楽天Payなど)を利用して納付することです。

キャッシュレス納付のメリット

手元に現金を用意する必要がない

ATMに行く手間・手数料がなくなる

現金よりも紛失・盗難のリスクが減る

キャッシュレス納付のメリットと注意点

キャッシュレス納付のメリットと注意点

スマホアプリ納付

国税スマートフォン決済専門サイトにアクセスし、好きな支払い方法(Pay払い)で支払いができます。

対応しているPay払い

  • PayPay
  • d払い
  • auPay
  • LINEPay
  • メルペイ
  • AmazonPay
  • 楽天Pay

スマホアプリ納付のメリット

いつでもどこからでも手続き可能

手数料がかからない

PayPay払いの場合

税金の請求書払いもPayPayステップの達成条件(支払い回数・金額のカウント)の対象になる

AmazonPay払いの場合

還元率ありのクレジットカードでポイントが貯まる
➡︎クレジットカードでAmazonギフトカードにチャージし、ギフトカード残高でAmazonPay購入する

楽天Pay払いの場合

楽天キャッシュ・楽天ポイントを支払い時に利用可能

スマホアプリ納付の注意点

  • 納税額は1回あたり30万円まで
  • ※30万円を超える場合は、複数回に分けることで計30万円以上の支払いも可能

  • スマホアプリに納税額分以上の残高をチャージしておく必要がある
  • 領収書が発行されない
  • ※領収書が必要な場合は、最寄りの金融機関か所轄税務署の窓口で現金での納付が必要になる

クレジットカード納付

国税 クレジットカードお支払サイトにアクセスし、納付情報とクレジットカード情報の入力で納税ができます。
PC・スマホ両方からアクセス可能で、ほぼすべての税目に対応しています。

クレジットカード納付のメリット

分割払いが可能

特に、納税額が大きい方にオススメです

クレジットカード会社の還元率に応じたポイントが付与される

クレジットカード納付の注意点

  • 利用可能額は1,000万円未満で、クレジットカードの限度額内まで
  • 納付税額に応じて決済手数料がかかる
  • 国税 クレジットカードお支払サイトで決済手数料の計算ができます

  • 領収書が発行されない
  • ※領収書が必要な場合は、最寄りの金融機関か所轄税務署の窓口で現金での納付が必要になります

スマホアプリ納付の手順

スマホアプリ納付の手順

確定申告書など納付する税目や金額の分かるものを準備し、お手持ちのスマートフォンから「国税スマートフォン決済専用サイト」にアクセスし、画面の表示に従って手続します。

スマホアプリ納付を利用する際の手続の流れは、次のとおりです。

①決済専用サイトトップ

決済専用サイトが表示されます。注意事項を確認し、「次へ」をタップします。

「決済専用サイトトップ」決済専用サイトが表示されます。注意事項を確認し、「次へ」をタップします。

②支払方法の選択

利用するPay払いを選択し、「次へ」をタップします。

「支払方法の選択」利用するPay払いを選択し、「次へ」をタップします。

③納付情報(氏名等)の入力(※1)

画面の表示に従って必要情報を入力し、「次へ」をタップします。

・氏名
・住所
・納付先税務署
・メールアドレス(手続き完了のお知らせ通知が欲しい場合は入力推奨)
「納付情報(氏名等)の入力」画面の表示に従って、氏名や住所などを入力し、「次へ」をタップします。

④納付情報(税額等)の入力(※1)

納付する税目や税額を入力し、「次へ」をタップします。

例)令和6年分 予定納税(第1期分)

納付税目:申告所得税及復興特別所得税

課税期間(自):令和6年

申告区分:予定1期

「納付情報(税額等)の入力」納付する税目や税額を入力し、「次へ」をタップします。

⑤入力内容の確認・納付

入力した内容を確認し、「納付」をタップします。選択したPay払いが起動するので、画面の表示に従って納付手続を進めます。

「入力内容の確認・納付」入力した内容を確認し、「納付」をタップします。選択したPay払いが起動するので、画面の表示に従って納付手続を進めます。

⑥納付手続の完了

選択したPay払いで支払い後、「納付手続の完了」画面が表示されたら手続完了です。

納付完了情報をあとで確認するには、「納付内容をダウンロード」で保存が必要です。

「納付手続の完了」選択したPay払いで支払い後、「納付手続の完了」画面が表示されたら手続完了です。

※1 e-Taxのメッセージボックスに格納される受信通知からアクセスした場合、③④での入力は不要です。

出典:政府広報オンライン「国税の支払いがスマホ決済に対応!メリットと使い方は?!」を加工して作成

まとめ

スマホアプリ納付

・いつでもどこからでも手続き可能
・手数料がかからない
・Pay払いによってお得なサービスがある

国税の納付は、スマホアプリ納付が特にオススメです。
今後対応可能な支払方法が増えるなど、さらにサービスが拡充される可能性もあります。