フリーランスエージェントを複数掛け持ちする際の注意点を解説

フリーランスエージェントを複数掛け持ちする際の注意点を解説 プログラミング
  • フリーランスエージェントに複数登録しても平気?
  • エージェントを複数掛け持ちするデメリットはあるの?

結論から言えば、フリーランスエージェントを複数登録することは全く問題ありません
複数のエージェントから紹介される案件が増えるなどのメリットがある一方で、考えられるデメリットもあるのは事実です。

本記事の内容

  • フリーランスエージェントを複数登録するメリット
  • フリーランスエージェントを複数登録するデメリット
  • フリーランスエージェントを複数登録する際の注意点



僕は、業務委託契約で現場に参画するフリーランスエンジニアとして働いています。
実際にフリーランスエージェントを複数掛け持ちして登録しており、エージェントからのご紹介で案件に参画もしていました。

フリーランスエージェントを複数登録するメリット

フリーランスエージェントに複数登録するメリットからご紹介します。

メリット
・案件の選択肢が増える
・短期間での案件探しがしやすい
・条件や単価の交渉がしやすくなる
・仕事がなくなるリスクが減る
・エージェント各社の福利厚生やサポート制度を使える可能性がある

案件の選択肢が増える

複数のフリーランスエージェントに登録することで、紹介される案件の数が必然的に増えます
エージェントによって扱う案件の種類や数が異なるため、様々な案件の選択肢から自分の希望や条件に合った案件を見つけやすくなります。

短期間での案件探しがしやすい

複数のフリーランスエージェントを利用することで、短期間で希望に合う案件を見つけやすくなります
案件の紹介を複数エージェントから受けることで、より多くの案件に触れる機会が増えるため、効率よく案件を見つけることができます。

条件や単価の交渉がしやすくなる

複数のフリーランスエージェントを利用することで、同様の案件の相場感をつかみやすくなり、契約条件や単価などの交渉を有利に進めることができます。

また、エージェントによってマージン率(手数料率)が異なることもあるため、同じような案件でもフリーランスに支払われる報酬額が変わる可能性もあります
エージェントを複数登録しておくことで案件同士を比較することができ、より好条件で案件を受注しやすくなります

仕事がなくなるリスクが減る

複数のエージェントを利用することで、仕事がなくなるリスクを軽減できます
一つのエージェントからの案件が途切れても、他のエージェントからの案件候補を紹介してもらえる可能性が高くなります。

フリーランスは正社員のように雇用は保証されていません
仕事がなくなるというリスクが減ることは余計なストレスを抱えないメリットになるといえるでしょう。

エージェント各社の福利厚生やサポート制度を使える可能性がある

エージェントを複数登録することで、各エージェントの福利厚生やサポートを使える可能性があります

例えば、
・確定申告用の会計ソフトが無料で利用できる
・スキルアップ支援やエンジニア同士の交流会を用意している
などのエージェント独自の福利厚生やサポートが備わっていたりします。

「エージェント経由で案件を受注している」など、実際にエージェントを利用していないとこうした福利厚生を受けられない場合もあります。

中には登録するだけで福利厚生を受けられるエージェントもあるので、複数登録しておくと多くのサポートを受けることができる可能性があると言えるでしょう。

フリーランスエージェントを複数登録するデメリット

フリーランスエージェントに複数登録するメリットが多くある一方で、デメリットも考えられます。

デメリット
・多くの案件を受注できるとは限らない
・エージェントとの面談が増える
・事務作業が増える

多くの案件を受注できるとは限らない

複数のエージェントに登録しても、必ずしも多くの案件を受注できるとは限りません
納期内にこなせる案件数には限りがあるため、紹介される案件が増えても、実際に受注できる数は変わらない可能性があります。

また、スキルや希望条件によっては自分が考えているほど多くの案件を紹介されない場合もあります。
登録して発生する手続きや手間と獲得できる案件の量のバランスを考えて登録先を決めるとよいでしょう。

エージェントとの面談が増える

複数のエージェントに登録すると、各社のエージェント担当者との面談が増えます
面談の日程調整などのやり取りをする必要があるので、スケジュール管理の負担が大きくなることもあります。
特に稼働中の案件がある場合、時間を作ることが難しくなるケースも考えられます。

事務作業が増える

複数のエージェントを利用することで、必要な事務作業が増えます
エージェントごとに提出する書類が異なる場合、書類作成などの事務作業の時間確保も必要になります。

また、確定申告の際には、各エージェントから受け取った報酬を確認するなど、確定申告に関連した事務作業の手間もかかるでしょう。

フリーランスエージェントを複数掛け持ちする際の注意点

フリーランスエージェントを複数掛け持ちする際の注意点

フリーランスエージェントを複数掛け持ちして登録する際に、各エージェントと良好な関係を維持していくためにも注意したい点があります。

注意点
・スケジュール管理に気をつける
・自分の状況を正直に伝える
・同じ案件に重複して応募しないようにする
・担当者との信頼関係を築いておく

スケジュール管理に気をつける

フリーランスエージェントを複数利用する場合は、スケジュール管理に気をつけましょう
エージェント担当者との面談や案件獲得に向けた活動など、複数登録した分だけ対応を要する場合があります。
スケジュールを詰め込みすぎて進捗が遅れてしまうと、エージェントやクライアントの信用問題につながる可能性もあるので、スケジュールには余裕をもつように心がけましょう

自分の状況を正直に伝える

「エージェントを複数利用している」「稼働日数が少ない案件を探している」など、自分の状況を正直に伝えておきましょう
「別のエージェントも利用していることを知ったら印象が悪くなりそう」と考える人がいますが、問題はありません。

他にもエージェントを利用していることが分かれば、面談の日程調整など融通を効かせてくれます。
また、案件紹介の数が減ることもありません

同じ案件に重複して応募しないようにする

複数エージェントを利用する際に、別のエージェントを通して同じ案件に重複して応募しないように気をつけましょう
この場合、エージェントやクライアント企業に迷惑をかける可能性が高く、最悪の場合には案件紹介を受けられなくなる可能性もあります。

担当者との信頼関係を築いておく

エージェントに複数登録していても、適切な報告や連絡を行いエージェント担当者との信頼関係を築いておきましょう
案件の進捗状況や新しく獲得したスキル・経験などをこまめに伝えておくと、新しい案件を提案してもらえる可能性が高まります。

まとめ

フリーランスエージェントを複数登録することは全く問題なし

フリーランスエージェントを複数利用することで、自分にあったエージェントや案件を見つけやすくなり、フリーランスとしての案件探しにメリットも多くあります。

まずは、2〜3社ほどのエージェントに登録して選択肢を広げるのがおすすめです。
ただし、担当者との面談などの時間確保も必要になるので、スケジュール管理には気をつけて利用するようにしましょう

業務未経験の方もフリーランスエージェントを利用することは可能です。
下記記事も参考にしてみてください。
未経験者でのフリーランスエージェント利用で知っておくべきポイント

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