
自由と引き換えなのか、ふとした瞬間に将来への不安がよぎってしまう。
そんな悩みを抱えるフリーランスエンジニアの方は少なくありません。
実は今「あえて会社員に戻る」という選択をポジティブに捉え、キャリアを加速させるエンジニアが増えています。
僕自身も6年間フリーランスとして活動した後、現在は会社員エンジニアとして新たなキャリアを歩んでいます。
実体験から言えるのは、フリーランスの経験は、伝え方次第で最強の武器になるということです。
この記事では、僕が実際に転職活動で直面した「企業の懸念」や、転職エージェントから教わった「年収相場のリアル」、そしてフリーランスから会社員への転換を成功させるための具体的な戦略を解説します。
Contents
フリーランスから会社員に戻るのは「挫折」ではない
かつては「フリーランスをやめる=食えなくなった」というネガティブなイメージもありましたが、現在は違います。
なぜ今、会社員を目指すエンジニアが増えているのか?
技術の進歩が速い現代、一人でキャッチアップし続けることには限界があります。
また、フリーランスに振られる案件の多くは「既存システムの改修」や「特定の開発工程」に偏りがちです。
「もっと上流工程からプロダクトに関わりたい」「大規模なチームを動かすマネジメント経験を積みたい」
こうした、個人の限界を超えた成長を求めて、あえて組織というプラットフォームを選ぶ人が増えています。
僕の場合も、「技術を深めるだけでなく、事業をつくる側に回りたい」という想いが転職の原動力でした。
フリーランス時代に培った技術力を、より大きなステージで活かせる環境を求めました。
自由と引き換えに失いがちな「キャリアの安定」
フリーランスは自由ですが、キャリアパスは自分で切り拓くしかありません。
一方、会社員には教育リソースや、自分一人では触れられない大規模な予算・データにアクセスできるメリットがあります。
この「環境のレバレッジ」を活かすことこそが、中長期的な市場価値を高める近道になります。
特に、30代以降のキャリア形成では、「どんな環境で、どんな規模の仕事に携わったか」が大きな差を生みます。
企業がフリーランス出身者の採用で懸念する「3つの壁」
選考を突破するためには、相手(企業)が何を不安に思っているかを知る必要があります。
① 協調性の壁
「一人で完結する仕事に慣れすぎて、チームの和を乱さないか?」
フリーランスは自分のペースで仕事を進められます。
企業側は、「他のメンバーと歩調を合わせられるのか」「コミュニケーションコストが高くならないか」を心配しています。
② 勤怠・ルールの壁
「組織のルールや決まった勤務時間を窮屈に感じてすぐ辞めないか?」
フリーランスの自由な働き方に慣れた人が、会社のルールや定時出社に耐えられるのか。
企業は、あなたが組織の一員として継続的に働けるかを見極めようとしています。
③ 定着性の壁
「スキルを盗んだら、またすぐに独立してしまうのでは?」
採用には時間もコストもかかります。
企業側は、「せっかく育てても、また独立されてしまうのでは」という不安を抱えています。
僕が面接で最も多く聞かれたのも、この「定着性」に関する質問でした。
これらの懸念を、面接の回答や職務経歴書で先回りして解消していくことが、内定への鍵となります。
【実体験】会社員転職を成功させるために必要な3つの準備
僕が6年のフリーランス生活を経て転職した際、特に重要だと感じたポイントを3つに絞ってお伝えします。
①「なぜ今、会社員なのか?」をポジティブに言語化する
「案件が途切れたから」といった消去法的な理由はNGです。
僕の場合は、「開発メインのフェーズから、よりビジネスに近い上流工程やマネジメントに挑戦したい。そのためには腰を据えてプロダクトに関われる環境が必要だ。」という気持ち伝えました。
この「動機のポジティブさ」が、企業の不安(定着性)を安心に変えます。
面接官は、あなたの「やりたいこと」が自社で実現できるかを考えるようになり、前向きな議論が生まれやすくなるのです。
②「自走力」と「対応力」を実績で証明する
フリーランスを6年続けてこられた事実自体が、実は大きな実績でした。
特定の現場で長期継続して参画できたのは、自分の「自走力」「現場への適応力」が評価された証拠だと思っています。
僕が職務経歴書に記載した、「クライアントの要望を汲み取り、技術選定から実装、納品まで一貫して担当した経験」を強くアピールしました。
この経験が「自律的に動ける人材」という評価につながったと思います。
③ 自分の「市場価値」を正しく把握する(年収80%の法則)
ここが最も気になる点でしょう。
転職エージェントから聞いた相場感の基準があります。
「フリーランス時代の年収(売上)の約80%が、転職時の提示年収の目安になる」
例えば、売上1,000万円なら年収800万円程度になります。
「年収が下がる」と感じるかもしれませんが、会社員には社会保険、有給、賞与、そして退職金や福利厚生があります。
これらを加味した「総報酬」で考えると、実は会社員の方が実質的な手残りが増えるケースも多いでしょう。
僕自身も売上ベースでは減少しましたが、年間休日や健康保険の恩恵を考えると、生活の質は向上したと考えています。
この相場感を知っておくと、条件交渉で失敗しなくなります。
フリーランス時代の売上を維持、あるいはそれ以上の条件で転職するには、「フリーランスの価値を正当に評価してくれるエージェント」選びがすべてです。
効率的に進めるなら「エンジニア特化型エージェント」を頼るべき理由
フリーランスからの転職は、一般的な転職よりも「見せ方」の難易度が高いのが現実です。だからこそ、プロの力を借りるのが賢い選択です。
フリーランスのキャリアに理解がある
一般的なエージェントだと「空白期間」と見なされるケースもありますが、特化型なら「独立という挑戦」として高く評価してくれる企業を繋いでくれます。
僕が利用したエージェントは、フリーランス経験を「プラスの実績」として捉えてくれる企業ばかりを紹介してくれました。
この視点の違いが、選考通過率に大きく影響します。
「年収交渉」を代行してくれる
先ほどの「80%の法則」をベースに、自分のスキルならどこまで上乗せできるか、シビアな「年収交渉」をプロに任せられます。
自分では言いにくい金額も、エージェントが客観的なデータをもとに交渉してくれるため、想定以上の条件を引き出せる可能性が高まります。
退職理由(独立終了の理由)を添削してくれる
企業に刺さる「ポジティブな志望動機」を一緒に作り上げてくれます。
僕の場合、最初に自分で書いた志望動機は「フリーランスの大変さ」に焦点が当たっていましたが、エージェントの添削で「組織でしか得られない経験への渇望」に軸が変わりました。
この変化は、面接官の反応を大きく変えてくれました。
まとめ:フリーランスの経験は、正社員転職で大きな武器になる
フリーランスとして荒波に揉まれてきたあなたの「自走力」や「責任感」は、組織にとって喉から手が出るほど欲しいスキルです。
大切なのは、その経験を「組織の利益にどう繋げるか」という言葉に変換することです。
まずは、自分の今のスキルが正社員としていくらで評価されるのか、転職エージェントに相談して「相場感」を確認することから始めてみてください。
あなたのこれまで経験したことは、決して無駄ではありません。
むしろ、多くの会社員が持っていない貴重な財産になります。
次のステージで、その経験をどう活かすか。
その選択肢を、一緒に探してみませんか?
まずは自分の「市場価値」を知ることから
フリーランスから会社員への転職は、正しい戦略さえあれば「年収アップ」と「やりたい仕事」の両立が可能です。
僕が転職活動で実際に役立てた、信頼できるエージェントの選び方は以下からチェックしてみてください。



「一度組織を離れた自分を、正当に評価してくれる会社はあるのか?」