
- エンジニアの副業でブログって、実際に稼げるの?
- 本業が忙しくて、続けられるか不安
- 始めるなら、遠回りしたくない
先に、正直な結論からお伝えします。エンジニアの副業ブログで稼ぐ仕組みは、確かに作れます。ただし、“やり方”を間違えると、平気で数年を溶かします。
なぜ言い切れるかというと、僕自身がその遠回りをした本人だからです。3年・約100記事を書いて、きちんとしたアフィリエイト成果が初めて出たのは、今年(2026年)5月。金額はたった1件5,000円でした。
この記事は、その失敗も数字も隠さずに公開したうえで、「では、何が効いたのか/これから始めるならどの順番でやるべきか」を正直にお話しするものです。3年前の自分に渡したかった、遠回りを縮めるショートカットのつもりで書きます。
- エンジニア副業ブログは稼げる。ただし「すぐ」でも「何でも」でもない
- 僕の初成果1件は、量産した情報記事ではなく「比較記事1本」から出た
- 最初に書くべきは、情報記事の山ではなく「実体験 × 比較/レビュー(買う直前の人向け)」
- AIで検索が変わる今は「買う直前の人向けの記事(比較・レビュー)×SNSでの拡散」の両輪で戦う
Contents
【結論】エンジニア副業ブログは稼げる。ただし”やり方”を外すと3年溶ける
まず、エンジニアの副業としてブログが優れているのは事実です。理由は3つあります。
1つ目は、書いた記事が資産として積み上がるストック型だからです。案件受注のように「働いた時間=収入」ではなく、一度書いた記事が検索やSNSから読者を集め続けます。
2つ目は、エンジニアの知識がそのままコンテンツになること。日常業務のエラー解決、設計の判断、キャリアの悩み。特別な準備なしに、同じ悩みの読者へ届けられます。
3つ目は、低リスクで始められること。月1,000円程度のサーバー代で始められ、うまくいかなくても失うものは小さい。
ここまでは、よくある「ブログはいいぞ」という話です。でも、僕がこの記事で一番伝えたいのはその先です。メリットがあることと、実際に稼げることの間には、”やり方”という大きな溝があります。僕はその溝で3年もがきました。次の章で、その正直な現実をお見せします。
【正直な現実】3年・100記事で、初成果はたった1件5,000円でした
かっこつけずに、数字を全部出します。
- ブログ運営歴:約3年
- 書いた記事数:約100記事
- きちんとしたアフィリエイト初成果:2026年5月/サーバー系紹介の案件で1件5,000円
- その間の検索アクセス:Google Search Consoleの表示回数は、目立って増えてはいませんでした
3年間ほぼ成果ゼロ、100記事書いて、ようやく最初の1件です。世の中にあふれる「半年で月5万円!」という景気のいい話とは、だいぶ違います。
正直に打ち明けると、成果が出ない期間が長くて、途中から更新頻度は落ちました。それでも辞めなかったのは、「ブログは長期で伸ばすもの」と頭では理解していて、続けること自体は決めていたからです。細く長く、でも確実に続けてはいました。
ここで、当然の疑問が浮かびます。「じゃあ、その100記事は無駄だったの?」
僕の答えは、「完全な無駄ではないが、順番を間違えた」です。
記事を書く過程で技術の理解は深まり、キャリアの棚卸しにもなり、書く筋力もついた。これは土台として残っています。ただ、もし最初から”効く記事”を書いていれば、この遠回りはもっと短かったはずです。
では、その”効く記事”とは何だったのか。
次がこの記事の核心になります。
【転機】その1件は「量産した記事」ではなく「比較記事1本」から出た
初成果が発生したとき、僕は発生元を調べました。すると、5,000円を生んだのは、100本の情報記事の山ではなく、たった1本の「レンタルサーバー比較」の記事だったのです。
これは、SEOの世界では昔から知られた原則と一致します。「比較」や「レビュー」の記事は、成約に最も近いです。
理由は、”レンタルサーバーを比較している人”は、もう買う気で来ているからです。何を買うか決める直前の人に、実際に使った・比べた人の声が届きます。
僕の1件も、まさにこれでした。もちろん成果はたった1件(n=1)なので、これで何かを証明できたわけではありません。ただ、「王道の原則」と「自分の唯一の成果」が同じ方向を指していた。この一致は、無視できないヒントでした。
ちなみに、その1件がどこから来たのか(検索なのか、僕がXで記事をシェアした投稿からなのか)は、正直はっきりしません。Search Consoleの数字が動いていないことを考えると、検索の大量流入ではなさそうです。
でも、面白いのはここです。
流入元が検索でもXでも、「比較(買う直前向け)記事が効いた」という学びは変わりません。
そして、気づいたら成果が発生していたあの瞬間、率直にとても嬉しかったです。
「ブログ、やってて良かった」「よし、また記事を書こう」と、素直にそう思えました。
3年かかった1件5,000円。金額は小さいけれど、僕にとっては、進む方向がやっと見えた1件でした。
【だからこう稼ぐ】実体験 × 比較/レビューを、買う直前の人へ
ここからは、その学びを一般化した「稼ぎ方」を共有します。
収益が出るまでの期間の目安
一般的には、月1万円くらいまで半年〜1年・50記事ほどが目安と言われます。僕の場合はそれよりずっとかかりましたが、それは記事数の問題というより、“効く記事”を後回しにした順番の問題でした。
エンジニアブログの収益パターン
収益化の柱は主に3つです。
- アフィリエイト:レンタルサーバー、スクール、転職エージェントなど。1件数千円〜と単価が高い
- アドセンス:クリック報酬型。安定はするが単価は低い
- 自社サービスへの導線:自作ツールやサービスに繋げる
エンジニアが伸ばしやすいのは、専門性が信頼になるアフィリエイトです。
最初に書くべきは、情報記事の量産ではなく「買う直前の人向けの記事」
僕の失敗から言える一番の教訓はこれです。最初から情報記事を100本積むより、”買う直前の人”に向けた比較・レビュー記事を、実体験で書くこと。
エンジニアなら、使った開発ツールやエージェントの体験談も強い武器になります。
参考までに、僕が実際に書いているものを挙げておきます。
実際に3年使ったサーバーのレビューは「ConoHa WINGの評判|エンジニアが3年使った正直レビュー」としてまとめています。
複数社の比較は「WordPressにおすすめのレンタルサーバー5選」に書いています。
こうした「買う直前の人向けの1本」を、情報記事より先に用意しておくのがおすすめです。
なお、ブログの始め方そのものについては「エンジニアこそWordPressブログを始めるべき4つの理由」で解説しています。
【AI時代】検索に頼りきらない。「買う直前向けの記事 × SNS拡散」の両輪で
もう一つ、正直に感じている変化があります。最近、検索してブログを開いて読む、という行動そのものが減っていることです。
AIによる要約(AI Overviewsなど)が普及して、多くの人は検索結果を見た時点で答えを得て、リンクをクリックしなくなりました。実際、僕のブログでも検索の表示回数はほとんど動いていません。「どこにでもある情報」を網羅した記事は、これからますます埋もれていきます。
では、ブログはもう終わりなのか。僕はそうは思いません。
むしろ、戦い方を変えれば勝ち筋はあると考えています。
- AIに要約されにくい「一次情報・実体験・比較」=買う直前の人向けの記事に寄せること
- 検索だけに頼らず、書いた記事を自分でSNS(僕の場合はX)に届けること
つまりこれからは、「読者が買う直前に役立つ良い記事を作る」×「公開後に自分で届ける」の両輪が必要でしょう。
この形なら、検索が変わっても、資産とSNSと信頼で回していけます。
【これから始める人へ】遠回りしないための実行チェックリスト
3年遠回りした僕から、これから始めるあなたへ。
- 読者を1人に絞る:「エンジニア全員」ではなく、「3年前の自分」くらい具体的に
- 最初の数本は”買う直前の人向けの記事”を実体験で:情報記事の量産より、比較・レビューを先に
- 買う直前に自然な導線を置く:紹介したいサービスへのリンクを、文脈の合う場所に
- 公開したらXで自分から届ける:検索頼みにしない
- 月2〜4本で続ける:完璧より継続。まずは手を止めないこと
「3年前の自分に一言だけ言えるなら」ーー情報記事を積む前に、”買う直前の人”に向けた1本を書け。それだけで、遠回りはずっと短くなったはずです。
まとめ|急がず、”正しい順番”で積み上げれば副業ブログは効く
- エンジニア副業ブログは稼げる。ただし”やり方”を外すと時間を溶かす
- 僕の初成果1件5,000円は、量産記事ではなく「比較記事1本」から出た
- 最初に書くべきは「実体験 × 比較/レビュー(買う直前向け)」
- AI時代は「買う直前の人向けの記事 × SNS拡散」の両輪で戦う
3年・100記事で1件5,000円。数字だけ見れば、褒められた成績ではありません。でも、その1件が教えてくれた「正しい順番」は、間違いなく本物でした。あなたが同じ遠回りをしなくて済むように、この記事がショートカットになれば嬉しいです。
まずは、あなたの実体験が語れるテーマで「買う直前の人向けの1本」を書いてみてください。それが、遠回りしない最初の一歩です。
【体験談】ブログ以外の副業|個人開発という選択肢
最後に少しだけ。僕はブログと並行して、AIを使った個人開発サービス「ヒアリングAI」も手がけています。ブログは「ストック型の情報発信」ですが、個人開発は「自分のサービスを持てる」別の魅力があります。
副業の幅を広げたい方は、「LINE×AIで問い合わせ自動化を1週間で作った話」もどうぞ。





