- 未経験でフリーランスエンジニアに実際になれるの?
- フリーランスエンジニアになった実際の体験談を聞いてみたい
この記事を書いている僕は、2020年に会社員を辞めて、未経験でフリーランスエンジニアに転職しました。
現在も開発メインの現場に参画し、フリーランスエンジニアとして仕事をしています。
業界未経験でもフリーランスエンジニアになることは可能です。
しかし、はじめの1~2年間は経験年数が少ないために、案件を途切れなく受注していくことが特に難しいと感じました。
本記事の内容
- フリーランスエンジニアのメリットとは
- 未経験でフリーランスエンジニアに転職した体験談
フリーランスエンジニアのメリットとは
フリーランスエンジニアとは
フリーランスエンジニアとは、特定の会社に所属をせず、個人で活躍するエンジニアのことを指します。
自らのスキルに合った案件を探し、個人で契約をして仕事を受けます。
- 自分で案件を自由に選ぶことができる
- いまの自分より年収を上回る可能性がある
- 働き方を選ぶことができる
自分で案件を自由に選ぶことができる
会社員のように会社に所属しているときは、会社が受注してくる業務案件に左右されます。
一方、フリーランスであればその制限がなくなり、自分が望む仕事先・仕事環境を自由に選択することができます。
もちろんですが、逆に仕事がなければ収入はゼロになります。
今より年収を上回る可能性がある
フリーランスになることで、年収アップしているエンジニアがたくさんいます。
しかし、自分の実務経験やスキルが少ないと求められる条件に合う案件は多くないです。
働き方を選ぶことができる
フリーランスエンジニアは企業に雇用されていない分、自分で働き方を選ぶことができます。
とくにワークライフバランスが重視される現代では、自分で仕事の割合や働く時間などを調整できるのは大きなメリットと言えます。
未経験でフリーランスエンジニアに転職した体験談
僕は、2020年2月からフリーランスエンジニアとして仕事を続けています。
客先常駐(SES)という形態で業務委託契約を結んで、エンジニアとしての業務をしています。
未経験でフリーランスエンジニアの道に飛び込んだ僕の体験談を挙げていきます。
一例ですが、何か参考になることがあれば幸いです。
会社員からフリーランスエンジニアになるまで
転職前はIT業界とは関係がない業界(建設業・卸業)で働いていました。
会社員として働く中で、プログラミングで仕事がしたいと考え、プログラミングの勉強を始めました。
年月 | 内容 |
---|---|
2019年8月 | 自分用のPC購入 Progateでプログミング勉強を始める |
2019年9月~11月 | プログラミングスクール(テックアカデミー)を受講 ポートフォリオ作成 |
2019年12月~2020年1月 | 会社員として働きながら転職活動 Java言語の案件に向けて自己学習を始める |
2020年1月 | 会社員退職 フリーランス案件(Java言語)の紹介&面談 |
2020年2月~ | フリーランスエンジニアとして事業開始 |
自分用PCにMacBookを購入
プログラミングを本格的に学習するために、自分用のPCを購入しました。
当時のMacBookAirでスペックも高くない製品でしたが、問題なく学習できました。
個人的にプログラミング学習にはMac製品がおすすめです。
以下の記事で解説していますので、参考にしてみてください。
個人的にはプログラミングスクールを受講して良かった
エンジニアへの転職をできれば早くしたかったこともあり、効率よくプログラミングを学べるプログラミングスクールを受講しました。
僕はテックアカデミーで「Rubyコース」を受講しました。
もともとWebアプリ開発に興味があり、日本で開発されたプログラミング言語という親近感(?)も感じたのでRubyを選びました。
言語選びはリサーチしておくことが必要だった
現在エンジニア業務としてJavaを扱って仕事をしています。
プログラミングスクールではRubyを学びましたが、いち早くエンジニアとして経験を積みたい僕にとって魅力的だったのが実はJavaでした。
それなりのスキルと経験が必要でハードルを高く感じました。
Javaは企業のシステムなどでも多く使われる言語で、客先常駐(SES)という形で開発案件に早めに携われるお話をいただき、Java案件に向けてシフト転向しました。
実際にJavaの学習もしましたが、言語は違えどRubyでのプログラミング基礎をしっかり学んだことが活きたため、Javaの基礎知識も早く理解することができました。
あとは現場での業務を通して経験値が増えてきたと思います。
正直に言えば、できればプログラミング学習を始める際に「どのプログラミング言語を勉強するか」について、しっかりリサーチしておくべきだったと思います。
エンジニア転職に向けての注意点や考えておきたいことを以下の記事で解説していますので、よければ参考にしてください。
転職活動をしてみて感じたこと
未経験というハードルの高さ
転職活動にあたり、IT企業の正社員採用面接も受けました。
正直なところ、エンジニア業務未経験というハードルもあり、仕事内容や給料面など結構キツい印象がありました。
例えば、仕事内容の場合、まず2〜3年間インフラ管理業務(日常的な保守業務)をしながら、自主的にIT学習をしてもらうという内容でした。
給料面では、基本給が新卒程度の給料(16万円くらい)からスタートという条件でした。
自分としては、開発業務の経験を早く積んでしていきたいことを第一優先にしていましたが、収入面もあまり落としたくない考えもあり、なかなか納得いく転職とは思えませんでした。
フリーランスとしての働き方
転職活動をしていく中で、フリーランスとして業務委託契約という条件での案件のお話をいただくことができました。
経緯としては、WantedlyというビジネスSNSでプロフィール公開し、情報収集・転職活動に至ることを発信していました。
「いずれはフリーランスという働き方もアリかな」くらいに思っていた自分にとっては、不安もありました。
しかし、まずは実務経験を積みたいと考えていた自分にとってはとてもありがたいお話でした。
「はじめの2〜3年はとりあえず経験を積もう、理想な収入や働き方はその先についてくる」と考えて、フリーランスとして働き出すことを決めました。
初案件の現場
初案件の現場は、某運輸会社のシステムのテスト作業をする案件でした。
僕の印象は、非常に働きやすい現場だなと感じました。残業がなく、ほとんどのメンバーも定時で出社・退勤していました。
はじめはマニュアルに沿ってテスト実施を行い、エビデンス(証跡)と実行結果についてレビューを行う業務内容で、難しいと感じることはありませんでした。
現場に参画するにあたり、面談も経験しました。
面談では、技術的なスキルというよりは、基本的な社会的なコミュニケーション(会話の受け答えなど)ができる人なのかを重要視していた印象でした。
案件の獲得には業務経験が必要
選択できる案件を増やすには業務経験が必要になります。
案件の規模・実務で経験した言語・業務内容などの実務経験を確認されます。
個人の感覚ですが、業務経験3年を過ぎると応募できる案件が増えてきました。
「業務経験が少ないから案件は無いんじゃないか」という不安はあまり感じなくて良いです。
経験が少ない中でも、自分が必要とされるポジションでの案件は実際にはあります。
フリーランスエージェントを利用するなど、情報を積極的に取りに行く行動は大切です。
未経験でのフリーランスエージェント利用について、以下の記事で解説しています。