【FP3級】エンジニアこそ取るべき理由|1ヶ月の勉強法と実生活で役立った3つの知識

お金・税金・社会保険(手取り設計)
  • FP3級ってエンジニアにも意味あるの?
  • フリーランスの確定申告や保険の知識をちゃんと学びたい
  • FP3級の効率的な勉強法を知りたい

エンジニアにとって、プログラミングスキルや技術力は当然大事です。でも、お金の知識が足りないせいで損をしている人は意外と多いのではないでしょうか。

僕自身、フリーランスエンジニアとして活動していた中で、こうした「お金の基礎知識の不足」に何度も直面しました。

確定申告の控除項目が理解できない、保険の選び方が分からない、賃貸契約の仕組みが分からない。

そんな経験から、FP3級(ファイナンシャルプランナー3級)を取得してみたところ、これが想像以上に実生活に役立ちました。

この記事では、エンジニアの視点からFP3級を取得するメリットと、1ヶ月(合計約40〜50時間)で合格した勉強法を紹介します。

FP3級とは?エンジニアにも関係ある国家資格

FP(ファイナンシャルプランナー)3級の概要

FP3級は、正式には「3級FP技能士」と呼ばれる国家資格です。
税金・保険・年金・投資・不動産・相続など、お金に関する幅広い基礎知識を体系的に学ぶことができます。

「金融業界の人が取る資格でしょ?」と思うかもしれません。でも実際は、自分自身のお金を守るための知識として、業種に関係なく価値のある資格です。

特にフリーランスエンジニアや個人事業主は、確定申告・経費管理・保険選び・将来の資産設計をすべて自分で判断する必要があります。

会社員のように総務や経理が代わりにやってくれないからこそ、FP3級の知識は直接的に役立ちます。

試験の基本情報

学科試験
・試験時間:90分 / 出題:60問(選択式)/ 合格基準:36点以上(60点満点)

実技試験
・試験時間:60分 / 出題:20問(選択式)/ 合格基準:60点以上(100点満点)

合格率:学科・実技ともに70〜90%程度(日本FP協会の場合)

試験方式:CBT試験(パソコンで受験)。全国のテストセンターで随時受験可能

合格率が高く、受験日も自由に選べるため、忙しいエンジニアでも取り組みやすい資格です。

試験機関は「きんざい(金財)」と「日本FP協会」の2つがあり、実技試験の内容が異なります。
個人で受験するなら、合格率が高い日本FP協会がおすすめです。

エンジニアがFP3級を取って実生活で役立った3つのこと

ここからが、この記事で最もお伝えしたい内容です。

FP3級の知識は「資格を取って終わり」ではなく、取った後の日常生活やフリーランス活動で直接使えるものでした。

① 確定申告の控除や項目が理解できるようになった

フリーランスエンジニアにとって、確定申告は避けて通れません。

僕もフリーランス1年目は「控除」「所得」「課税所得」の違いすら曖昧で、会計ソフトに言われるまま入力していました。何をどう控除すれば手取りが増えるのか、仕組みが分かっていなかったです。

FP3級では「タックスプランニング」というセクションで、所得の種類(事業所得・給与所得・雑所得など)の違いや、各種控除(基礎控除・社会保険料控除・小規模企業共済等掛金控除など)の仕組みを体系的に学びます。

この知識があるとないとでは、確定申告への理解度がまったく違います。「なぜこの控除を適用するのか」「自分にはどの控除が使えるのか」を自分の頭で判断できるようになったのは、FP3級を取って一番良かったことです。

フリーランスの確定申告を初めてやる方向けのガイドも用意しています。FP3級の知識と合わせて読むと、理解が一層深まります。

フリーランスの節税対策まとめ|6年実践して効果が大きかった順に解説

フリーランスの節税対策を効果順にまとめた記事はこちらです。FP3級で学ぶ控除の知識が、そのまま節税に直結します。

フリーランスの節税対策まとめ|6年実践して効果が大きかった順に解説

② 保険の見直しと将来のプランを考えられるようになった

FP3級では「リスク管理」というセクションで、生命保険・医療保険・損害保険の種類と特徴を学びます。

正直に言うと、フリーランスになってから保険は「なんとなく入っていた」状態でした。「とりあえず医療保険に入っておけば安心」くらいの認識です。

FP3級の勉強を通じて、保険は「今」だけでなく「将来のライフステージ」に合わせて選ぶべきものだと分かりました。

独身のうちは最低限の医療保険でいいかもしれませんが、結婚したら死亡保障を検討する、子どもができたら収入保障保険を考える。

こうしたライフプランに基づいた保険選びの考え方が身についたのは大きな収穫です。

フリーランスは会社員と違い、傷病手当金や労災保険がありません。自分で自分を守る保険設計ができるようになるのは、FP3級の実務的なメリットです。

③ 不動産(賃貸契約)の仕組みが分かるようになった

FP3級には「不動産」のセクションがあり、売買や賃貸に関する法律・税金の基礎を学びます。

現在は賃貸に住んでいますが、FP3級の知識があることで、契約書の内容を理解した上で判断できるようになりました

例えば、敷金・礼金の法的な位置づけ、更新料の仕組み、原状回復義務の範囲など。以前は不動産屋に言われるままサインしていた部分が、「これは交渉できるポイントだ」と分かるようになったのは心強い変化です。

将来的にマイホームの購入を検討する際にも、住宅ローン控除や固定資産税の計算方法など、FP3級で学んだ知識がそのまま活きてくるはずです。

1ヶ月でFP3級に合格した勉強法(合計約40〜50時間)

ここからは、実際に僕が1ヶ月でFP3級に合格した勉強法を紹介します。

勉強時間は1日1〜2時間 × 約30日 = 合計40〜50時間でした。平日は仕事後に1時間、休日は2〜3時間というペースです。

使った教材は3つだけ

  • YouTube動画:FP3級爆速講義(ほんださん/東大式FPチャンネル)
  • テキスト:みんなが欲しかった! FPの教科書 3級(最新年版)
  • 問題集:みんなが欲しかった! FPの問題集 3級(最新年版)

勉強の進め方:インプット→アウトプットの繰り返し

【前半2週間】YouTube動画+テキストでインプット

まず、ほんださんのFP爆速講義を視聴しながら、テキストの該当箇所を確認していきました。

動画は全部で約9時間。1日30分〜1時間ずつ進めれば、2週間で一通り見終わります。講義動画を見ながらテキストに線を引いたり、補足を書き込んだりすると理解が深まります。

「分かりにくい」と思ったところは、その場で動画を見返しました。特にタックスプランニング(税金)と金融資産運用のセクションは理解に時間がかかったので、2〜3回繰り返し視聴しています。



【後半2週間】問題集を繰り返し解く

インプットが一通り終わったら、ひたすら問題集を繰り返しました。

FP3級の試験は過去問に似た問題が出題されることが多いので、問題集を3周もすればパターンが見えてきます。間違えた問題にはチェックをつけ、2周目以降はその問題を重点的に復習しました。

おすすめの教材

テキストは、正直どれを選んでも合格に必要な情報は網羅されています。自分が読みやすいと思ったものでOKです。

ただし、必ず最新年版を購入してください。法律や制度改正による変更点は試験内容に直結するため、古いテキストだと得点に影響します。

YouTube動画と連動しているテキストもあるので、動画講義と合わせて勉強したい方にはこちらがおすすめです。

問題集は、テキストと同じシリーズを選びましょう。テキストの章立てと問題集の章立てが対応しているので、効率的に復習できます。

+αで問題に慣れたいならFP3級ドットコムがおすすめです。無料で利用でき、スマホでも勉強できるので、通勤時間やスキマ時間に活用できます。

まとめ|FP3級はエンジニアの「お金の基礎体力」になる

FP3級は、金融業界の人だけの資格ではありません。

エンジニア、特にフリーランスや個人事業主にとって、確定申告・保険・不動産・資産設計のすべてを自分で判断するための「基礎体力」になる資格です。

FP3級を取って役立ったこと

  • 確定申告の控除や項目が理解でき、節税の判断ができるようになった
  • 保険の見直しができ、将来のライフプランを考えられるようになった
  • 不動産(賃貸契約)の仕組みが分かり、契約時に自分で判断できるようになった

勉強時間は合計40〜50時間(1日1〜2時間 × 約1ヶ月)。合格率も70〜90%と高く、忙しいエンジニアでも十分に合格を目指せます。

お金の勉強は、実際の生活に役立つことばかりです。ぜひFP3級で学んだ知識を、自分自身の家計管理やキャリア設計に活かしてみてください。

フリーランスの会計ソフト選びに迷っている方は、3社を実際に比較した記事も参考にしてみてください。

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