フリーランスエンジニアの理想と現実|6年経験して直面した「お金」と「キャリア」の本音

転職・働き方(会社員×フリーランス)
「フリーランスになれば、自由になれる?」

エンジニアとして約6年のフリーランス生活を送り、現在は「会社員」という道を選ぼうとしている僕だからこそ、今伝えたい「綺麗事抜き」の真実があります。

フリーランスと聞いて、「好きな場所で、好きな時間に、高単価な仕事をする」というイメージを持つかもしれません。

「自由」の正体とは、どこでも働ける自由ではなく、「どの案件で、いくらで働くか」を自分で決めるという自由でした。

「リモート」の現実は、現場によっては常駐(オフィス出社)が大半です。
その代わりチームの一員として信頼とスキルを積み上げる安定感がありました。

そして「お金」の真実は、振込額は増えても、税金や保険料でごっそり持っていかれる手残りのシビアさです。

フリーランスは、決して楽な「楽園」ではなかったです。
しかし、自分の人生の舵を自分で握るための、最高の経験になることは間違いありません。

この記事では、キラキラしたSNSの情報だけでは見えてこない、現場を経験してのリアルを全てお話しします。
理想を追い求めるのは素晴らしいことですが、その「現実の仕組み」を知っているかどうかで、数年後のキャリアは大きく変わるでしょう。

Contents

【お金の現実】年収アップの裏に隠れた「手残り」の真実

額面年収に騙されないで!会社員との「手取り」比較

フリーランスになると「月単価〇〇万円」という数字に目を奪われがちです。

でも、ここに大きな落とし穴があります。
額面年収が上がっても、実際に使える「手残り」は会社員時代ほど増えないケースが多いです。

会社員なら会社が半分負担してくれていた社会保険料や、自動で引かれていた税金を、すべて自分一人で背負うことになります。
フリーランスになる前の僕も、この現実をきちんと理解できていませんでした。

恐ろしい「税金・保険料」の正体(所得税、住民税、社会保険)

所得税、住民税に加えて、国民健康保険と国民年金も重くのしかかります

売上の20〜35%が税金や社会保障で消えていく構造は、フリーランスが直面する最大の現実と言えます。

年々売上がアップしても、毎年の確定申告で計算した時の絶望感があります。
「こんなに税金って引かれるの…?」というのが正直な感想でした。

唯一の武器は「経費」|家賃や書籍代を賢く節税するコツ

フリーランスの大きなメリットは、事業に関連する支出を「経費」にできることです。

自宅兼オフィスなら、家賃や光熱費を、仕事で使っている面積や時間に応じて「按分」して計上できます。
スキルアップのための技術書、Udemyなどの講座代、ChatGPTなどのツール利用料も、事業に使用した分を経費になります。

適切に経費を計上することで、課税所得を下げ、所得税や住民税を大幅に抑えることが可能です。
この仕組みを理解しているかどうかで、手残りが数十万円単位で変わってきたりします。

事務手続きの代償|確定申告に奪われる時間と精神力

毎年「確定申告」という大きな壁を乗り越える必要があります。

毎月の領収書の整理や記帳など、エンジニアとしての業務以外の「事務作業」に奪われる時間コストは想像以上に重いです。
特に確定申告の時期は、週末などの時間を使って作業することも多くありました。

手取りを最大化しつつ、面倒な事務手続きや税務サポートまで任せられるのがエージェント活用のメリットです。
私が6年間でたどり着いた、本当に信頼できるエージェントの選び方はこちらにまとめました。

【経験6年が厳選】フリーランスエージェントおすすめ4選|後悔しない選び方の真実

【働き方の現実】キラキラした自由なんてない?「常駐型」のリアル

カフェで仕事は幻想?業務委託の「常駐型案件」という選択肢

フリーランス=リモートワークと思われがちですが、実際にはクライアントのオフィスに足を運ぶ「常駐型」の案件も多いです。

特に金融や大規模システムなど、機密性の高い現場では出社が求められることもあります。

僕も最初は「え、結局出社するの?」と戸惑いましたが、今ではこのスタイルのメリットも感じています。

長期継続案件こそが、フリーランス最大の「安定」を生む

「案件が途切れる不安」は、フリーランスなら誰しも抱くものです。

しかし、一つの現場で長く働く「長期継続」は、その不安を大きく軽減してくれます。
新しい案件を探す営業活動の手間が省け、収入の予測が立てやすくなるからです。

僕も4年以上継続していた案件があったので、すごく精神的な支えになっていました。

現場で信頼される「業務理解」とコミュニケーションの重要性

長期で入るメリットは安定だけではありません。

その現場特有の業務ルールやドメイン知識を深く理解することで、クライアントから「代わりのきかない存在」として信頼されるようになります。

技術力だけでなく、「この人に任せれば安心」と思ってもらえる関係性を築けるかどうかが、フリーランスとしての生存率を左右するでしょう。

【スキルの現実】実力がないと「選ぶ権利」すらもらえない

応募条件の壁|「経験年数〇年以上」というシビアな現実

フリーランスの案件探しで最初につきあたるのが「実務経験年数」の壁です。

多くの案件が「経験3年以上」などの経験年数を必須条件としており、経験が浅いうちは応募できる選択肢自体がものすごく限定されます。

これは会社員時代には気づかなかった、フリーランス市場の厳しさでした。

エンジニア経験が浅いと、案件の選択肢は一気に狭まる

実力不足の状態で独立してしまうと、低単価な案件や厳しい環境の現場しか選べないというリスクがあります。

さらには、AI技術の発展により、単純なコーディング作業は自動化されつつある今、人間にしかできない設計力や問題解決能力がよりシビアに求められています。

「コードが書ける」だけでは、もう通用しない時代になっています。

営業職の経験が、意外にもエンジニアとして役立った話

技術力以外で武器になったのが、意外にも「営業力」「コミュニケーション能力」でした。

技術力にあまり自信がなくても、クライアントの課題を汲み取り、提案する力があれば、欲しい人材として選ばれるようになります。
僕の場合、前職の営業経験がここで活きました。

技術だけでなく、「聞くこと」「わかりやすく伝えること」も意識することをおすすめします。

【リスクの現実】契約終了はいつも突然やってくる

「来月から仕事がない」リスクとどう向き合うか

フリーランスの契約終了は、どれだけ優秀でも「予算の都合」などで突然やってくることがあります。

こういった不安定さと常に隣り合わせである覚悟が必要です。

実際、僕も過去に「来月で契約終了です」と告げられ、慌てて次の案件を探した経験があります。

収入が途絶える恐怖を分散させる、最低限の備え

収入リスクに備えるためには、最低でも「6ヶ月分の生活費」の貯金を持っておくことが鉄則です。

また、一つの案件に依存しすぎず、副業や複数のクライアントとの繋がりを作っておく「リスク分散」の意識がフリーランスとしての生存率を高めます。

このような備えがあるかどうかで、いざという時の精神的な余裕が全く違ってきます。

まとめ:理想を現実に変えるために必要なこと

フリーランスに向いている人、会社員の方が幸せになれる人

「自分を律して管理できる人」「不確実性を楽しめる人」はフリーランスに向いています。

一方で、「心身の安定や福利厚生を重視したい人」は会社員の方が幸福度は高いかもしれません。

どちらが良い・悪いではなく、自分の価値観と照らし合わせて選ぶことが大切です。

キャリアを「将来」に繋げるための、今からのマインドセット

フリーランスを経験することは、自分の市場価値を客観的に知るための素晴らしい機会です。

たとえ将来会社員に戻る選択をしたとしても、フリーランスで培った「自律して稼ぐ力」や「マネーリテラシー」は一生の財産になります

僕自身、会社員に転職にした今、この6年間のフリーランス経験が確実に自分の糧になっていると感じています。

理想だけでなく、今回お話しした「現実」をしっかり見据えた上で、後悔のないキャリアを選んでください。
あなたの選択を、心から応援しています。​​​​​​​​​​​​​​​​

理想のキャリアを現実に変えるための第一歩は、プロに自分の市場価値を相談することから始まります。
私が実際に使ってよかった、エンジニアに寄り添ってくれるエージェントをこちらの記事で詳しく比較しています。

【経験6年が厳選】フリーランスエージェントおすすめ4選|後悔しない選び方の真実