初心者が選ぶべきレンタルサーバーのポイントとおすすめ3選

初心者が選ぶべきレンタルサーバーのポイントとおすすめ3選 プログラミング
  • レンタルサーバーを初めて利用するけど、どれを選べばいいの?
  • レンタルサーバーを選ぶ際に気をつけることとは?
  • おすすめのレンタルサーバーを知りたい!

この記事で解説していきます。

本記事の内容

  • レンタルサーバーとは
  • 初心者がレンタルサーバー選びで気をつけること
  • 初心者におすすめのレンタルサーバー3選


レンタルサーバーとは

レンタルサーバーとは、サービス事業者が所有・管理するサーバーを利用者に貸し出すサービスです。

レンタルサーバーのおかげで、個人や企業が高価なサーバー機器を購入せずにウェブサイトやオンラインサービスを運営することが可能になります。

レンタルサーバーの仕組み

サービス事業者は、データセンターなどの専用施設にサーバーを設置し、24時間365日稼働するよう管理しています。

利用者はサーバーの一部または全体を借り、自身のコンテンツやサービスをアップロードして公開します。

レンタルサーバーでできること

レンタルサーバーを利用することで、以下のようなことが可能になります

  • ホームページやブログの公開
  • アフィリエイトサイトの運営
  • インターネットショップの開設
  • Webアプリ開発
  • オンラインゲームのマルチプレイ

レンタルサーバーの種類

レンタルサーバーの種類について、主に以下の4種類があります

種類 料金 利用形態 他ユーザーの影響 専門的な知識
共用サーバー 安い 1台のサーバーを複数ユーザーで共有する 受けやすい 不要
専用サーバー 高い 1台のサーバーを専用で利用できる 受けない 必要
VPS(仮想専用サーバー) 専用サーバー・クラウドサーバーより安い 1台のサーバーを仮想的に複数の専用サーバーに分割する 受けにくい 必要
クラウドサーバー 従量課金 1台のサーバーを複数ユーザーで利用/後から機能の変更も可能 受けにくい 必要

共有サーバーは1台のサーバーを複数ユーザーで共有するタイプで、料金が安く、専門的な知識は不要で手軽に利用できます。
他ユーザーの影響を受けやすい点には注意する必要があります。
個人で利用する場合は、安価で管理コストが少ない共有サーバーを選ぶ人が多いです。

専用サーバーは、1台のサーバーを1人のユーザーが専用で利用できるタイプです。
他ユーザーの影響を受けないですが、料金は高く、取り扱いに専門的な知識が必要になります。

VPS(仮想専用サーバー)は、1台のサーバーを仮想的に複数の専用サーバーに分割して各ユーザーが利用するタイプです。
他のユーザーの影響は受けにくく、専用サーバーやクラウドサーバーよりも安い費用で利用できますが、取り扱いに専門的な知識が必要になります。

クラウドサーバーは、1台のサーバーを複数ユーザーで利用する形式ですが、契約後も利用したい機能を変更することができます
VPSよりも自由度が高いレンタルサーバーというイメージが合うでしょう。
自由度が高い分、利用する機能が増えると料金も高くなるので注意が必要です。

レンタルサーバーのメリット

・初期費用の削減:高価なサーバー機器の購入が不要になる
・管理の簡易化:サーバーのメンテナンスや障害対応は事業者が行ってくれる
・サービスの拡張性:必要に応じてリソースを増減可能
・セキュリティ対策:専門家(事業者)による管理で安全性が高い

レンタルサーバーを選ぶ際は、利用目的や必要な容量や機能、サポート体制などを考慮することが重要です。

初心者がレンタルサーバー選びで気をつけること

初心者がレンタルサーバーを選ぶ際に気をつけたいポイントを以下にまとめました。
自分に最適なレンタルサーバー選びの参考にしてください。

  • 運営実績と安定性
  • 必要なスペックと機能
  • 転送量の制限
  • サポート体制
  • コストパフォーマンス
  • バックアップサービス
  • 口コミと評判

運営実績と安定性

レンタルサーバーのサービス運営歴が長い会社を選ぶことが大切です。
レンタルサーバーの運営には高度な技術とノウハウが必要になります。

運営歴が短い会社の場合にはサーバーが不安定になったり、障害が発生するリスクが高くなります。
また、経営状態の悪化により、将来的に事業撤退する可能性も考えられます。

稼働率にも着目することで、サーバーが安定して稼働していることが分かります。

稼働率とは、一定期間におけるサーバーの正常な稼働時間の割合を言います。
稼働率が高いほどサーバーが正常稼働していることを示しています。

必要なスペックと機能

自分の目的に合った必要なスペックと機能を選ぶことが必要になります。
高スペックで多機能なサーバーほど料金が高くなるため、必要以上に高機能なものを選ぶとコストパフォーマンスが悪くなります。

ブログの場合「アクセスが集中しても落ちないで安定しているか」など、機能が最低限以上のスペックであることを確認する必要があります。
レンタルサーバーの利用目的に応じて、適切なスペックを選ぶようにしましょう。

転送量の制限

レンタルサーバーを選ぶ際に、転送量に制限がないことをおすすめします。

転送量に制限があることで、一時的なアクセス集中でサイトが落ちてしまう可能性があります。
特に画像や動画を多く掲載するサイトを運営する場合は、転送量が無制限のサービスを選ぶようにしましょう。

転送量とは、サーバから転送されるデータの総量のことです。
例えば、WEBサイトにクライアントからアクセスがあると、クライアントに対してサーバーからWEBサイトのデータが転送されることで、クライアントのウェブブラウザにWEBサイトが表示されます。サーバーからWEBサイトのデータなどが転送されたデータの総量を転送量と言います。

サポート体制

初心者にとってはサポートの質が高いレンタルサーバーを選ぶことが重要です。
問題が発生した際に迅速かつ適切なサポートを受けられるかどうかは、スムーズなサイト運営に大きく影響します。

コストパフォーマンス

コストパフォーマンスの高いレンタルサーバーを選ぶことも大切です。
単に料金が安いだけでなく、必要な機能やサービスが含まれていることをしっかり確認する必要があります。

バックアップサービス

バックアップサービスが付いているレンタルサーバーを選ぶことをおすすめです。

操作ミスやウィルス攻撃など、さまざまな要因でのデータ破損が無いとは限りません。
万が一の際にも迅速に復旧できるため、初心者にとっても重要な機能になります。

口コミと評判

色々なサイトなどでの口コミや評判を参考にすることも大切だと思います。
ただし、主観的な意見も含まれるため、他の情報と合わせて総合的に判断するようにしましょう。

初心者がレンタルサーバー選びで気をつけること

初心者におすすめのレンタルサーバー3選

この記事では、初心者におすすめのレンタルサーバー3社をご紹介します。
これから初めてレンタルサーバーを利用する人も、使いやすくコストパフォーマンスの高いサービスを選びました。

  • エックスサーバー
  • ロリポップ
  • ConoHa WING

エックスサーバー

サービス運営歴 21年(2003年〜)
運営実績 250万以上のサイト(※自社サービスの合計値)
プラン スタンダード プレミアム ビジネス
月額料金 990円〜 1,980円〜 3,960円〜
ディスク容量 500GB 600GB 700GB
転送量 無制限
サポート体制 メール/電話
WordPress 簡単インストール/テーマインストール機能/簡単移行
バックアップ 自動バックアップ(過去14日分)
その他特徴 WAF設定搭載/無料独自SSL/マルチドメイン無制限/独自ドメイン1年無料




エックスサーバーは、20年以上の運営・250万以上のサイトで利用され、99.99%を超える稼働率を実現している実績があります。

スタンダード、プレミアム、ビジネスという3つのプランを展開しています。

サポート体制も、メールと電話によるサポートに対応しています。
利用者が多い分、分からないことを検索して簡単に解決方法が見つかる場合もあります。

WordPressに対応しており、簡単インストールやテーマインストール、簡単移行などの機能を利用できます。
世界最速クラスのWordPress実行環境「KUSANAGI」を導入しており、快適に作業ができます。

自動バックアップは過去14日分に対応しているため、もしものときの備えになります。

ロリポップ

サービス運営歴 23年(2001年〜)
運営実績 200万以上のサイト
プラン エコノミー ライト スタンダード ハイスピード エンタープライズ
月額料金 99円〜 264円〜 495円〜 550円〜 2,200円〜
ディスク容量 120GB 350GB 450GB 700GB 1.2TB
転送量 無制限
サポート体制 メール(48時間以内返信)
チャット
メール(48時間以内返信)
チャット/電話
メール(24時間以内返信)
チャット/電話
WordPress 簡単インストール/簡単引っ越し
バックアップ 7世代バックアップ(月額330円) 自動バックアップ
7世代バックアップ(月額330円)
その他特徴 WAFによる脆弱性対策/無料独自SSL/
ロリポップ!スタジオ(ホームページ簡単作成機能 ※月額1,078円)/AIアシスタント




ロリポップは、20年以上の運営・200万以上のサイトで利用されている実績があるレンタルサーバーです。

エコノミープランからエンタープライズプランまで全部で5つのプランから選ぶことができ、低価格で始められるコストパフォーマンスの高さが人気です。

WordPressに対応しており、インストールや引っ越しを簡単に済ませる機能があって便利です。
WordPress高速化機能「LiteSpeed Cache」を提供しており、表示速度に優れています。

サポート体制もメール・チャット・電話サポートに対応しており、メール返信は24〜48時間以内で対応してくれます。

ConoHa WING

サービス運営歴 6年(2018年〜)
運営実績 75万以上のアカウント
プラン ベーシック スタンダード プレミアム
月額料金
(キャンペーン適用)
1,452円〜
(660円〜)
2,904円〜
(2,118円〜)
5,808円〜
(4,235円〜)
ディスク容量 300GB 400GB 500GB
転送量 無制限
サポート体制 電話
WordPress 簡単インストール/独自プラグイン/WordPressテーマセット利用特典あり/
WordPress移行代行(7,678円〜)
バックアップ 自動バックアップ(過去14日分)
その他特徴 WAF設定搭載/無料独自SSL/マルチドメイン無制限/独自ドメイン2つ永久無料




ConoHa WINGは、稼働率99.99%以上の高い安定性があるレンタルサーバーです。
ConoHa WINGの運営年数こそ短いですが、75万以上のアカウント開設されている実績あるサービスと言えます。

WINGパックの利用で独自ドメインが2つ永久無料で取得できます。
初心者に使いやすい管理画面WordPressサイトの開設が15分程度でできる始めやすさで、人気も広がっています。

Webサーバーの処理速度が優れているため、多くの有名ブロガーからも選ばれています。

自動バックアップも過去14日分のデータを対象としており、もしもの時にもすぐに復旧が可能です。

本サイトもConoHa WINGを利用しています。
WordPressブログの始めやすさ・使いやすさ・価格を総合的に判断して選びました。

まとめ

初心者がレンタルサーバーを選ぶ際に気をつけたいポイントとおすすめレンタルサーバーについて解説しました。

本記事で解説したポイントを踏まえて、自分にあったサーバー選びを実現していただけたら嬉しいです。

WordPressについて、ブログを始めたい場合の必要なものについて、以下の記事で解説しています。
参考にしてみてください。

WordPressブログを始めるのに必要なもの

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